
1.
BRMS(Business Rule Management System)とは
BRMSとは、企業や組織の中で運用している業務システムやアプリケーションにて設定されている業務ルールをそれらより切り出して、個別に管理するシステムです
BRMSの導入により、企業内で問題となっている事象に対して、業務ルールのみをBRMSで変更することによって、従来のように業務システムの全体を変更することなくシステム改善ができるため大きな効果が期待できます。
BRMS導入により効果の得られる業務の特徴
- 業務ルールが複数であるので、該当業務に対応可能な人が限られている
- 法改正や規定変更などにより業務ルールが頻繁に変更される
- 新商品の開発や管理など迅速なシステム対応が必要
- IT部門と業務部門間のコミュニケーションが多い
- 要件変更時、システムへの影響度調査が難しい
- シミュレーション機能が必要

また、一般的な業務システムでは、業務ルールが内部に設定されているため、変更のたびにシステムのメンテナンスが必要となっていました。そこでBRMSを利用することにより、変更頻度の高い業務ルールが個別に管理、メンテナンスできるようになります。

BRMS導入



2.
InnoRulesとは
InnoRulesとは、BRMSの一つで、業務ルールを管理するシステムです。
InnoRulesでは、ルールの開発から運用支援機能まですべての機能を提供します。それらの機能は、わかりやすいUIを持っているため、業務ユーザーが使い慣れた業務用語をそのまま使い、複雑な業務ロジックを簡単に作成することを可能にしています。
InnoRulesでは、ルールの開発から運用支援機能まですべての機能を提供します。それらの機能は、わかりやすいUIを持っているため、業務ユーザーが使い慣れた業務用語をそのまま使い、複雑な業務ロジックを簡単に作成することを可能にしています。
InnoRulesの特徴
- 一般的なオフィス製品のようなわかりやすいユーザインタフェース
- 様々な体系のルールを想定した、多彩なテンプレート
- ルール構造を用意に把握できるようルールの可視化
- 運用コスト、改修等の追加開発コストの削減
- 要件変更時、既存ルールへの影響度調査がしやすい
- ルールをシミュレーションする機能(テスト機能)がある

なおBRMSには、InnoRules以外にも、他社より提供されているものがあります。
その中でも、InnoRulesを導入していただくことにより、サービスがタイムリーかつスピーディに提供できます。また、開発や運用コストの削減を可能とします。
超高速開発が可能となります
業務ルールをInnoRulesの強力なUIによりハードコーティングを極力排除することによりシステム開発、テスト期間を大幅に削減ができます。
これにより、他社に先駆けてサービスがタイムリーに提供できます。


サービスの提供に柔軟性を持たせることができます
強力なUIにより、従来のシステム開発の知識がないサービスの企画者がInnoRulesを利用してサービスの開発、提供していくことが可能になり、サービス提供のスピードアップが図れます。
メンテナンスが容易です
バージョン管理、サービスの変更内容の記録、サービスリリース管理、パフォーマンス測定などInnoRules内で一元管理ができます。これにより、サービス開発コスト、運用コストが削減できます。
3.
InnoRulesの導入メリット
JCDSが提供するInnoRulesを使用したBRMS(Business Rule Management System) は下記のクライアントの課題を解決します。
分散システムの統合
課題


- 複数のシステムに分散している業務システムの統合して業務効率化を図りたい
- 複数言語、複数システムで開発しているため人材が分散化のためノウハウ蓄積、運用面、コスト高
- 旧システムと新システムの統合をしたい
導入のメリット
- 人財の工数削減
- ノウハウの一元化により開発ノウハウの蓄積と品質向上
- 開発・運用コストの低減
- 開発スピードの向上により競争力の強化
新サービスの迅速な提供
課題


- 競争の激化で新サービスの提供サイクルが短くなってきているが、システム開発が間に合わない
- エンドユーザーの欲しているサービスが十分にシステムに反映できていない
導入のメリット
- ルール利用によりシステム開発を最小限にし、サービス提供期間の短縮
- 既存のルールの流用により新規開発を最小限にして開発コストの削減
- 社内のサービス企画者がルール作成により、ユーザーニーズを反映したサービスの提供が可能
ローカルルール、
同業務複数ルールの統合
課題


- 子会社によってローカル業務がある
- 営業所によってローカルルールがある
- クライアントによって出力方法が異なる
- ローカルルールごとに追加開発、メンテナンスの煩雑増
導入のメリット
- ローカル部分のみ変更により開発コスト削減
- ローカル業務の個別対応がなくなり、運用業務の軽減
業務間ルールの統合
課題


- 部門間でまたがっている業務を統合して一元管理をしたい
- 重複業務があり非効率
- 業務に変更があると、他方にも影響が出る
導入のメリット
- 業務間ルールの統合により開発コストの削減
- 業務連携化により業務スピードの向上
- 運用コストの削減
人手作業のルール化
課題


- 人手作業をハードコーディングするのは開発コストがかかる
- 人手作業が多く、業務効率が悪く、コストがかかる
- 人手不足により優秀な人材の確保が困難
導入のメリット
- 属人化されたノウハウをシステムで共有できる
- 運用業務の軽減
- 運用コストの削減
システム複雑煩雑ルールの外部化
課題


- 旧システムの改修だけでは業務改善要求や新サービス開発にシステム開発が対応できない
- サービスの要求にシステム開発のスピードがついていけない
- 旧システムのメンテナンスができない
導入のメリット
- 既存のシステムで対応しきれない業務を支援できる
- 開発コストの低減
- 運用業務の低減